1985年『ロック・ミー・アマデウス』のリリースで一躍人気アーティストに駆け上がった、オーストリアの鬼才、ファルコ。
Profile
出生地:オーストリア/ウィーン
誕生日:1957/2/19
活動期間:1981年〜1998年
懐かしいと思われる方が多いかもしれないですね。
当時、ラップといえば英語での歌詞が主流の時代。
その中、1984年に公開されたミュージカル映画『アマデウス』がヒット。
その内容をミミックしたようなMV内容、そしてドイツ語でのラップを織り交ぜた曲
『ロック・ミー・アマデウス』
をファルコがリリースし、そのユニーク性、クセになるリズム、覚えやすい歌詞が聴衆を魅了させ、その人気ぶりは日本にも届きました。
こんなにジェントルマンに見えるのに、歌い始めると全く別人格の歌を聞いているような気分になります。
クセになる〜。
そして、今回はこんな小話。
ファルコの持つアクセントで話す人はもういない
現代人がファルコのドイツ語を聞くと、かなり強い発音に聞こえるらしい。
海外に行く時は、その土地の出身のアーティストを聴きながら散歩をすることが多いのですが、現地の人にちょこっと話しかけるだけで、ネットでは分からないそのシンガーのことを教えてくれます。
「この歌手あのマンションの最上階に住んでるよ!」
「あの歌手このカフェよく来るよ!」
とかね!笑
それ言ったらあかんやろ、と思うネタが多いですが、まぁ本当かどうかもわからないし!笑
現地の人と話すと、そんな話もしてくれるので楽しいですね。
彼の元妻は、クロアチア人の両親を持つイザベラ・ヴィドヴィッチ。うつくすぃ。
オーストリアには、このように本当に沢山の人種が混在しています。
特に、ボスニア、クロアチア、セルビア、アルバニア、ロシアなどの、東欧人がとても多い。
歩いてるとね、人々がどの言語で話しているのか気になっちゃうんだけど、今挙げた言語たちって本当に似ているんです。
それでも少しずつ違う。
似ているのに、でも違う言語で、なんだかそれぞれアイデンティティを表しているみたい。
ドイツ語も同じで、オーストリアに住む人が話すドイツ語のアクセントがある。
だから、ファルコの話し方も、昔の人の話し方だったんだろうなぁ。
時代の流れに伴って、人の話し方も変わるもんね。
ファルコは、薬物を摂取し運転したため、交通事故で40歳という若さでこの世を去っています。
彼が世に送り出した曲のように、人生を激しく生き、誰にも別れを告げずに去る。
かっこよささえ覚えます。
今は誰も話さなくても、消えて無くなっちゃっても、私は全ての消えていくものには儚い美しさがあると思っています。
この話もいつか書きたいな。
ロマンを感じますね!
ではでは、あなたもファルコにハマりますように。
Amadeus, Amadeus, Amadeus!
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