セルビアでは、オスマン帝国の影響を受けた料理が多く見られます。もともとトルコ料理だったものがセルビア人によって独自にアレンジされているのが特徴です。
そのため、バルカン半島の各国で料理の基本は似ていますが、国によってアレンジが加えられているのが面白いポイントです。今回は、セルビアでぜひ試してほしい伝統りょうりをいくつかご紹介します!
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チェヴァピ/Ćevapi
セルビアを代表とする料理の一つ、チェヴァピ。豚肉と牛肉の挽肉を使い、日本で一般的に食べられているソーセージよりも少し短いことが多いです。グリルで焼かれているので、超香ばしい!
お店によっては、チーズが中に入っていたり、唐辛子が入っていたりさまざま。
デリバリー対応のお店も多いので、日本のウーバーイーツのように気軽に注文できます。
チェヴァピは、こんな感じでピタに包んで食べるのが一般的。
このカチュカヴァリチーズが最高!
バターのように濃厚な甘さで、そのまま小皿で提供されることもあります。
ちなみに、チェヴァピの量は選べるお店が一般的です。安心してね。笑
プレェスカヴィツァ/Pljeskavica
こちらは、セルビア版ハンバーガーともいえるプレェスカヴィツァ。
この発音を習得するのにめちゃくちゃ時間かかった。笑
豚肉やチキンを使ったパティで、グラム数が選べるお店がほとんどであるため、ボリュームの調整が可能です。テイクアイトする人が多いイメージ。
玉ねぎ、トマト、それにクプス(kupus)と呼ばれる、酢漬けにしたキャベツなどが入っているので、さっぱりしていて全然くどくない。
このクプスが本当に美味しくて、お酢が好きな方や、漬物が好きな方は好きだと思います!
元々クプスは酢漬けにしたキャベツの名前なので、これ単品で提供しているレストランばかりです。
サルマ/Sarma
ロールキャベツに似たこの料理、セルビアでは「サルマ」と呼ばれます。特徴的なのは、キャベツに酢漬けのクプスを使っている点で、ほんのり酸味が効いています。
セルビア人の友人に「これってロールキャベツだよね?」と話題にすると、「日本に同じものがあるとしても、先に食べ始めたのはこっちだから!」
と、オスマン帝国から派生してどのように変化してセルビア料理に発展したのかとても詳しく解説してくれて、面白い会話になったので…
もしセルビア人で仲良くなった人がいたら、
「サルマって、ロールキャベツじゃないの?」
と煽ってみてね。セルビア料理の歴史について興味深い話が聞けるかもしれません。笑
日本のロールキャベツとの違いは、サイズがとても大きいこと!パンパンに肉が詰められているので、満足感ある一品です。
カラジョルジェヴァ/Karađorđeva
名前が印象的なカラジョルジェヴァは、豚肉と、「カイマク (Kajmak)」と呼ばれるチーズを、衣で包んで揚げたもの。タルタルソースをつけていただきます。
その大きさは驚くほど。これ、男の人の手よりも大きくて、店員さんでさえシェアするのをお勧めしてくるほどビッグサイズなんです。
一緒にクプスを頼むと、さっぱり感が加わり、最後まで美味しく楽しめます。
プニェナパプリカ/Punjena Paprika
こちらはパプリカの肉詰め料理。
この料理で使われているのは、酢漬けされたパプリカ。中には、挽肉や米が入っているため、この一品で十分なぐらいボリュームがあります。
もうお気づきかもしれませんが、酢の物多いな、と思いますよね。
セルビアは、夏に収穫した野菜をお酢に漬けておくことで、野菜があまり収穫されない冬への身支度をします。
元々物価が安いという理由もありますが、野菜や果物が特に安い。
野菜と果物は、基本1キロから売られるぐらいですから。
夏のうちに大量に備蓄をしておくというわけです。
だから、家の倉庫や地下には、めちゃくちゃたくさんの瓶が置いてあります。
こんな感じで、透明の瓶に詰めて市場に売られているのもしばしば。
「うちのばあちゃんが作ったパプリカが一番うまい!」
と、本当に全部漏れなく絶品。
ホームメイドパプリカ、ぜひお試しあれ。
まとめ
セルビア料理は、シンプルながら素材の味を生かしたレシピが多く、どれも絶品。
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Vidimo se, ćao!
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